
企業概要:水産物卸売業
北海道を拠点に、セブンイレブンなどの大手コンビニ向けに水産物の卸売業を営み、年間売上高10億円程度のS社の融資の返済額軽減と追加の運転資金調達をご支援しました。
ご相談内容:毎月の返済額を減らしたい・追加の運転資金を調達したい
S社は、過去に取引先が倒産し、売上が大幅に減少、また大量の不良在庫を抱えたことがあり、大幅な債務超過に陥っていました。毎月の融資の返済も社長の個人口座から一部充当し何とか継続している状況であり、毎月の返済額を少しでも減らしたいとのご相談でした。また、S社の商品はおせち料理に用いられるなど、冬に売上が大きくなる傾向があり、毎年秋ごろに季節資金の融資を調達したいとのご相談でした。
ご支援内容:別の銀行への借り換えによる好条件の引き出し
S社の借入内容を分析すると、毎年秋ごろにおせち料理向けの季節資金を調達するものの、分割払いで融資を返済しているため、春以降、資金繰りが自転車操業になっていることが分かりました。毎年の季節資金については、借入期間を数か月とした短期資金にし、過去に抱えた多額の負債については長期の分割払いとして、リファイナンスすることをご提案しました。短期の運転資金はリスクが高いとみなされ、融資してくれない銀行も多くあります。S社の取引のある既存の金融機関のは、短期の運転資金を借りることは難しかったため、別の金融機関をご紹介しました。この際、新しい金融機関には、S社の売上をこの金融機関の口座に入金することをS社から約束してもらいました。短期の運転資金を借りるのは一般的にハードルが高いですが、返済する原資となる売上をその銀行の口座に入金することで、融資が受けやすくなるためです。結果として、毎年、季節資金を短期の運転資金として調達するとともに、長期の融資については借入期間7年という運転資金としては長期の好条件の融資を引き出すことに成功しました。また融資の金利についても1%以上の引下げに成功し、S社の利息負担も軽減しました。
ポイント
- 短期の運転資金が調達したいにも関わらず、長期の運転資金を調達してしまい自転車操業になっていたこと
- 短期の季節資金を融資してくれる金融機関に借り換えをおこなったこと
- 売上を新しい金融機関に入金することで、好条件の融資を引き出せたこと


