
企業概要:マッサージ店(美容業)
マッサージ店(Wさん)の運転資金をご支援しました。
Wさんは、駅近の雑居ビルの一室でネイルサロンを3年ほど個人事業主として経営されていらっしゃいました。
ご相談内容:運転資金の借入
マッサージ店やネイルサロン、美容室などの美容業や飲食店など、商品の仕入が発生しない業種や現金商売の業種は、通常、運転資金の融資は難しくなります。理由は、融資をする銀行からすると、先払いが発生しない業種への融資=人件費(給料)を融資していることになるため、「給料は自分で稼いだお金(売上)の中から自分で払ってください」という考えになるからです。つまり、運転資金が必要ということは、「給料などの経費の支払いができないほど売上が減っている」=「赤字である」と認識され、赤字の企業には融資しても返済できないから融資を断るという形になります。しかし、事業者からすると赤字を立て直すために融資を借りて、売上を回復させていきたいのにというのが本音だと思います。
ご支援内容:事業計画書を作成し、信用金庫に信用保証協会付き融資を申し込み
この場合は、銀行や信用金庫などの金融機関に対し、正直に現状を説明し、改善策と融資の使い道を説明した資料を作成して説明する必要があります。また、Wさんは個人事業主であり、個人の生活費と事業用資金が同一の口座の中で管理されていたこともあり、個人的に私用で必要なお金も含まれていましたが、上手く事業計画書を作成することで、運転資金として借入れることに成功しました。
ポイント
- マッサージ店などの美容業などは運転資金が借りれない可能性があること
- 人件費や給料は融資で借りることができないこと
- 運転資金の融資では、理由付けが重要であること