
企業概要:ネイルサロン(美容業)
ネイルサロン(Rさん)の運転資金をご支援しました。
Rさんは、駅前の雑居ビルの一室でネイルサロンを10年ほど個人事業主として経営されていらっしゃいました。
ご相談内容:運転資金の借入
ネイルサロンや美容室などの美容業や飲食店など、商品の仕入が発生しない業種や現金商売の業種は、通常、運転資金の融資は難しくなります。理由は、融資をする銀行からすると、先払いが発生しない業種への融資=人件費(給料)を融資していることになるため、「給料は自分で稼いだお金(売上)の中から自分で払ってください」という考えになるからです。ただRさんには運転資金を借入したい事情がありました。
ご支援内容:信用金庫の信用保証協会付き融資を申し込み
地銀や信用金庫などの民間金融機関に融資を申し込むと、ほとんどの場合、信用保証協会を付けた融資を提案されます。信用保証協会とは、万が一、事業者が融資を返済できなくなった時に、事業者に代わって融資を返済してくれる(事業者の保証人になってくれる)税金で成り立っている組織です。融資が返済できなくなったとき、借金がチャラになることはなく、民間金融機関に代わってしっかり返済は求めてきます。信用保証協会の場合、金利に加えて保証料の支払いが必要になります。Rさんの場合は、運転資金を調達しづらい業種であったため、色々と理由をつけルコとで運転資金として借入に成功しました。
融資後:駅ナカ広告もアドバイス
運転資金として借りた金額の一部を使って、最寄駅の駅ナカに広告を出稿したいとのことでした。広告の位置やデザイン、表現方法、広告に使用する素材などに関するアドバイスとともに、効果測定についてもアドバイスをさせて頂きました。駅ナカへの広告出稿開始後、売上高は1.3倍になり、効果も大きかったようです。
ポイント
- 運転資金が借りれない業種があること
- 人件費や給料は融資で借りることができないこと
- 運転資金の融資では、理由付けが重要であること